産業用コンピュータ IPC-610MB-Fの旧型PC修理

パソコン正面です

パソコン背面です

お客様より送付された添付物一式です

Windows起動画面です

パソコン内部です

OSはWindows7 CPUはxeon x5675

HDDはケース鍵が付属していないためこの状態のままクローンを作製します

下側HDDのクローン作製に成功

上側HDDのクローン作製に成功

デュアルCPU対応マザーにCPUを増設します

bios上でCPU二台搭載を認識することを角印

イベントログを確認したところ直近2年では目立った異常は発見出来ません、不可解なエラーとしては24年9月15日にWindowsアップデートに失敗したとのエラーがありますがオフライン下で使用されているはずなので何らかの操作ミスと推察致します

重大なエラーに絞りますと2019~2020年にかけては意図せぬシャットダウンが一定数あった記録がありますが前回修理時以降は発生していないことを確認

システムファイルの整合性チェックを行いましたが異常は検知されず

CPU一個状態のタスクマネージャーです、コア数12

CPU一枚状態でのベンチマークです

デュアルCPU増設状態のコア数は24になります

CPU二枚状態のベンチマークです、大きく有意な差は出ていませんがWindows7時代にここまでの処理能力に対応したベンチマークソフトがないことにも起因しています

デュアルCPU搭載状態でWindows上にて17時間の高負荷テスト通過

稼働時の熱分布に異常なし

メモリを増設しようとしたところオリジナル機は仕様上の最大容量が搭載されていたため増設すると起動不可、既存のUDIMM8GB×4=32GBから増設するにはRDIMM8GB×8枚に交換しつつ増設する必要があります

マルチディスプレイでの起動検証です。どのディスプレイ番号に何を描画するかはほぼアプリ側で制御固定しているようです、一部の項目はアプリ上、及び設定ファイルから調整出来ますがメイン画面に関する設定は変更出来ないようです

windows上ディスプレイの配置を変更します

再起動すると変更に即した状態に各ディスプレイに表示されるアプリ画面が変化します

動作確認済みの試作機正面です

背面です

お客様より送付された添付物一式です

通常の校正では存在しない用途不明のvideo設定があります、こちらを削除したところ、テスト環境では変化なし、削除後にPCの再起動、アプリのｓ再起動を行っても再作成なし

レジストリ上に大量のディスプレイ情報が記録されています、こちは特殊な手段を用いないと削除不可

ディスプレイ情報を全削除後も正常起動することを確認、テスト環境で用いたモニター情報のみ記録された状態です