IBM IntelliStation M Pro 62181E1の旧型PC修理

パソコン正面です

背面です

お客様よりお持ち込みいただいた添付物一式です。パソコン内部で何かの部品が転がっているような音がします

パソコン内部です。フロント側のプラスチック部品が折れて内部で転がっています

破損している内部部品です、大型IFボード用の固定具のようなのでこれの破損自体は動作に影響はないと思われますが、内部に散らばっている部品はショート防止のため回収します

電源を投入したところご申告のあったとおり起動しません、正確には通電反応自体はしているが映像描画が出来ていないような状態に見えます

オリジナルHDDはSATAの160GB

POSTコードに変化なし

グラフィックボード QuadroFX1700 コンデンサが二個破裂しています、6.3v 1500μFx2個 流通あり

LANカード lgy-pci-gt(e) 完全同一品の流通無し

マザーボードのCPU上部付近のコンデンサが三個破裂しています 6.3V 1800μFx3個

グラフィックボードを良品に交換しましたが動作に変化なし

メモリを抜差ししても挙動に変化なし、またメモリの有無も識別出来ていないようなのでマザーボードの故障が疑われます

オリジナル電源はATXの400W 使用コネクタはマザー24ピン、CPU4ピン、SATA、ペリフェラル、フロッピー4ピン

オリジナル電源の平常時の挙動に異常はないようです

良品電源に交換しても挙動に変化なし

オリジナルCPUはペンティアム4の3.6GHz

CPUを交換しても挙動に変化なし、CPUの有無も識別出来ていないため、ほぼマザーボードの故障と思われます

オリジナルHDDは不調判定

特殊機材を用いてオリジナルHDDのクローン作製に成功

クローンHDDの中身を参照したところ、パーティション二つ、一つは参照不可のため特殊パーティションと思われます。実際の使用領域は約20GB

オリジナルHDDは注意警告発生、使用時間は約55000時間の為、交換必須です

電源内部です、劣化しているためオーバーホールが必要です。

マザーボードの型番はMS-9162　故障しているため交換必須です

パソコン下部に背面ステーがテープで固定されています、使用しない部品を仮止めしているのかと思われますがショートの危険があるため非推奨です

フロント兼用CPUファン 90x90x25

クローンHDDの中身を参照したところOSはXPのようです

仮想環境上での起動はこの機種固有の特殊構造のため困難

通電時の熱反応

ケースの開閉検知用のコネクタが抜けていました、動作には影響のない部品です、接続状態にしても挙動に変化なし