DELL PRECISION T3400の旧型PC修理

パソコン正面です

背面です

お客様より送付された添付物一式です

windowsXPの起動を確認

イベントログを確認した限り目立った異常はないようです

環境固有の物と思われネットワークエラー以外に動作に影響を及ぼすエラーログはなし

必須アプリの起動を確認、ご申告によりますとアプリ起動中にフリーズすることがあるとのことです

アプリ起動の為のドングルは二つありますが緑の物がCOSMOSの起動キーのようです

パソコン内部です

オリジナルHDDは特殊規格サイズの2.5インチ160GB、通常より厚みのあるHDDにマウンタが装着されていますがデフォルト仕様のようです、特筆すべき点として回転数が10000rpmと通常規格の2倍あります 型番はWD1600HLFS

オリジナル電源は375WのATX規格 使用コネクタはマザー24ピン、CPU4ピン、SATAx2個、フロッピー4ピン

オリジナル電源の平常時の電圧に大きな異常はないようです

クローンHDDの作成に成功

クローンHDDの中身を参照したところ、パーティションは2つ、実際の使用領域は約36GB

汎用クローンHDDでもOS、アプリ起動することを確認

オリジナルHDDの使用時間は約44000時間です

電源内部です、劣化しているためオーバーホールが必要です

グラフィックボード Quadro FX 1700 流通あり

インターフェースボード Mitutoyo COMUC-PCI2LF 流通無し

フロントファン 92×92×25

CPUファン TA450DC 120*120*38mm

マザーボード Dell CN-0TP412 海外にて流通あり

フロッピーブートによるメムテスト通過

稼働時の熱分布です、マザーボード上のヒートシンクが60度とかなり高熱です、熱暴走により不調を起こしていた可能性が疑われます

アプリ起動状態で運転を続けていますが、フリーズするという症状の再現性なし。設備に接続していない、検証環境は空調環境下などの違いあります。現時点ではお客様環境での不調は熱暴走もしくは静電気等の可能性の推測しか出来ない状態です

マザーボードの発熱を抑えられるか検証の為に、リアファンを増設

ファン増設前と比較して約6度の温度低下を確認、このPCは構造上CPUの排熱がマザーボードヒートシンクに当たるため以前としてやや高めの温度ではあります

リアファンを2つ増設して追加検証

ファン2つを増設することで約12度の温度低下を確認、48度まで低下、実際に触れた際も大幅な温度低下を確認出来ました